テキトウ組織論・KYチーム開発

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客観視ってなんて難しいんだろう「象の鼻としっぽ: コミュニケーションギャップのメカニズム」

象の鼻としっぽ: コミュニケーションギャップのメカニズム を読んだ

会社の図書館でフラッと本を眺めていたら気になって手に取ってみた本です。

中身は大変興味深く。人間、コミュニケーションのギャップは必ず発生するものだと。その辺考えて、自分を客観視するってなんて難しいんだろうと考えたので、ちょっとメモ的に書いておこうと。

視点もフィルタもちがうから、捉え方が違って当然

本の中では、像のイラストを使いながら分かりやすく説明されていたんですが、私は今紙もペンも持っていないのでw

文章だけで説明するなら…と考えつつ書いてみます

視点

車に乗ってると、窓から見える景色って助手席と運転席で結構違うっていう経験ないですか? 助手席の人が助手席側の窓から外を見て「ねえあれ見て!かわいいー」と言っていて、運転席の人が「え?そんな可愛くなくね?」と言っている。 助手席の人は上の方にある看板に描かれた猫を見てかわいいと言っているんだけど、運転席からだと、助手席側の上の方にあるものは窓の枠の中におさまらないので見えない。運転席から見えるのは道沿いのケンタッキーのお店だけ。「えっカーネルおじさんってかわいいのか?」となる

お互いに、自分が見えているものが物事の全体像だと思って話してしまうので、コミュニケーションにギャップが生まれる、というやつです。

仕事とかでもありますね…

フィルタ

物事をどう捉えるかって人それぞれで、それぞれのフィルタを通して物事を見たり考えたりしますよね

たとえばカブトムシ。子供は(とくに男の子は)「カッコいい」「ほしい」「かわいい」と捉えますけど、大人は(とくに女性は)「怖い」「気持ち悪い」と見るんじゃないでしょうか

お互いのフィルタは、こういう虫とか分かりやすいものならまだしも、そうでないものに関してはどういうフィルタ持ってるか分からないですよね。

たとえばLINEの返事、どれくらいの間隔で返すべきだと思うかとか、結構人によって違いますよね

仕事のミスや失敗をどう捉えるかも結構人によりまちまちですよね

客観視ってなんて難しいんだろう

自分は、自分のことを自分の視点で自分のフィルタで見ます。自分の事なので情報量も多いし、自分のフィルタって自分にとってはもはやフィルタでもないというか意識するのめちゃくちゃ難しいですよね。

そんな中、自分を客観視するってめちゃくちゃ難しくないですか?

客観視って言っても人それぞれ捉え方が違うのであれば、それぞれの立場目線での客観視が必要で。それってめちゃくちゃ面倒くさいですよね。

なんかそうやって考えていると、自分が正しいと思っていたことが揺らいでくるんですよね

客観視突き詰めようとすると身動きがとれなくなる

客観視、めちゃくちゃムズイんで、それを突き詰めようとするともはや身動き取れないと思います。

どうすればいいのかちょっと考えたんですが、周りの人にどういう視点で見てるのか聞いてまわるとかやろうとしてもなかなか難しいだろうし(時間足りなすぎる)

突然音楽の話をしてみる

私はギターを弾くので、youtubeに曲をあげたりするんですが、再生回数を稼ごうと思うとユーザーのニーズを想像したりして録音するものを選ぼうとか考えるんですが

そうするとなんか楽しくなくなってくるんですよね。弾くのが単純に楽しくてやっていたものが、再生回数やら評価やらがどうなのかってこと考えるようになると、そこがあんまりだとガッカリしちゃったりしてw

客観視ばかりしてるといろいろ楽しくなくなってくるんですよね。なんか、たまには「お前らが何考えてるかとか知らん。俺はこれが楽しいんじゃ」くらいやってもいいんじゃないかなって思いました。

だいたい上の方のせいにする

人間はなにかうまくいかないとだいたい自分の上の方にあるもののせいにするらしいです。

上司が、会社が、先生が、学校が、親が、社会が、上流工程が、設計が、ルールが、環境が、市場が…

というかこれは、自分以外のもののせいにするっていう傾向だと思ってて。逆に上の立場の人たちは下のせいにする

部下が、社員が、生徒が、子供が、市民が、実装が、現場が…

でもそんなこと言っても仕方ないんですよね

このループをどう断ち切ればいいのかを考えることの方が重要な気がします。誰か対応策教えて下さい!!!

とりあえず好きに曲作ろう

とりあえず自分は作曲するのが好きだったのを思い出したので、好き勝手に作ろうということにしようと思います

おわり