テキトウ組織論・KYチーム開発

KYなPMが組織論とかチーム開発とか頑張ってるログ(WIP)

「あなたが伸びれば、会社も伸びる!」ちょっと古いけどいい本だった

あなたが伸びれば、会社も伸びる! を読みました

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この本であります

ちょっと古い本で2001年発刊

でも内容はとっても面白かったんですよね

なるべく新しい本を読むようにしているが・・・

最近は本の発刊年とかを割と気にしながら本を読んでいる

「すげー勉強になるわ〜」とか思ってたら、実はその理論最近の研究では主流じゃなくなってましたとかなるのが怖いから、というのが理由

というのも自分の場合本で読んで「いい!」となると職場で実際に取り入れてみたりするので、それが古いやり方で現代の職場に合わないとかなると周りのみんなに迷惑をかけてしまったりするから。

書籍というのは読むとそれなりに「ほお!そうなのか!」となりやすいというか、そう思ってもらうことを狙って書かれていると思っているので読む側でもそういう自衛の意識は大事だと思っていたりする。

だいたい直近10年ぐらいの発刊の本を読むようにしているつもりで、かつ中身をみたときに関連する今までの理論についてちゃんと言及されていたり引用されていたりする物を信用するようにしている。あとちゃんとデータが示されているもの、とか。

それでいうとこの「あなたが伸びれば、会社も伸びる!」という本は発刊が2001年なので結構古い。

なのに何故読んだのか?と言えば

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という、楽天大学の学長の仲山 進也さんが書いた本の中に、「すごく影響を受けた本」として出てきたから。

こちらの「組織にいながら、自由に働く。」は2018年の本なので新しい。

感想と学び

読みながらつらつらと感じたことをTwitterに書いてたので、いくつかTwitterのリンクを貼っておく

コミュニケーションは大事

これは確か、コミュニケーションめちゃ大事だぜ!みたいな流れで書いてあったことをメモったものだったはず

ミーティングするより手を動かす方が生産性高くね!?みたいなのを一喝するやつですね。

ベンチャーで働いていると、「MTG無駄だからやめましょう」みたいなのに割と遭遇する気がするんだけど、それはやり方が悪いんだぜ、という。。。

同じ章で

こんな話も書かれていて「これやで!」感がすごかったw

立場の上の人たちが現場とのコミュニケーションを嫌がるというか、「そこに時間かけても無駄」的な話、前職とかだと結構あったんですけどやっぱダメだよね、俺の直感間違ってなかった!と思えましたw

こういうのは地味にボディブローのように効いてくるんですよね。その場では影響がないように見えて、確実に体内を蝕んでいくみたいな・・・なんか喫煙による健康リスクみたいな話ですね

できることならやはり情報はオープンに

多分どんな企業でも、「従業員全員が経営者視点で物を考えられるようになってほしい」的なのってあると思いますが、それにはやっぱり情報をオープンにすることだよ、という感じ。

じゃあ個人情報もかい?とか、情報漏洩のリスクとかどうすんねんとかあると思うので、一言で「そーじゃオープンにしろ〜」とは言えないんですけど、やっぱり基本はこれだよねと思うという。まあやっぱり視点って持っている情報に影響を受けるので、みんなが経営者視点で考えて会社を前に進めましょうとか言うのであれば可能な限り情報を共有するというのは大事なんでしょうね。

あと情報をちゃんともらえると尊重されてるとか頼られてると感じる、みたいな効果もあると思う。うん、あると思う。

従業員満足度はやっぱ大事

最近いろんなところで、従業員満足度が大事とか、EVP(Employee Value Proposition)や!とか、eNPS(Employee Net Promoter Scoreの略で、従業員ロイヤルティ(職場に対する愛着・信頼の度合い)を数値化する指標)を上げろ〜!とか聞きますが、社員大事!っていうの、2001年の時点で書いてる本がちゃんとあったんだなあとしみじみ。というかやっと時代が追いついてきた感じなのかな?

ほんとEVPとかは割と最近個人的にテーマにしていて、自部署がそこにいるみんなに何を提供できるのかというの意識しながら仕事してたりする。この部署にいられてよかったわ〜って言わせたいw

チームとかの話

後者の「分かっていながら世にもつまらないアイデアを・・・」というやつに関しては、正直に白状すると私の場合は「分かってもいないし世にもつまらないアイデアをみんなに提案しちゃう」という場合が多いw

でも自分が率先してバカになるというか、先にハードルを下げておくことでみんなに安心してもらうみたいなのは割と意識しているつもり。というかその方法しか自分はできないからそうやってるし、楽だからそうやっているというだけだけど・・・

今日もあるMTGで、「やれそうもないことを無理にやる必要はないし、自分なりのやり方で生産性あげられるならそれでいいじゃん」みたいな話をしたんだけど、過去よくわからずに今よりさらにバカだった時は、偉い人がこう言ってるから自分のこの弱点直さなきゃとか、あれもこれもチームを引っ張っていくには大事!もっと勉強しないと・・・でも時間が足りないなあううう・・・みたいになっていたのだけど、ちゃんと本を読めばこういう「バカになるのリーダーも価値あるで!」って書いててくれたってことねと。早く読めばよかったねと。

終わりに

他にもいくつかメモってるんですけどその辺はTwitterにあるのでそっちを見てもらうとして・・・(って別に誰かに見られてると思っている訳ではないw)とにかくいい本だったということですね。

念の為書き添えておくと、読んで終わりにならないように読んだことを職場で実践したりするので、そのうちちゃんとうまくいったらその辺の話も書けたらなと思っています。最近はキャリア・アンカーという本で読んだインタビューを周りのみんなにやっていて、楽しく仕事できてたりします。

おわり