テキトウ組織論・KYチーム開発

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ボビーフィッシャーとジョッシュ・ウェイツキンを探して(習得へのアプローチ)

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

なんかたまたま記事書いてたらお題にハマりそうだったので! お題にそって書いてみます

ボビー・フィッシャーを探してという映画を見た

この映画はジョッシュ・ウェイツキンというチェスプレイヤー(現在は太極拳の武術家らしい)の実話を元にした映画です

ja.wikipedia.org

ジョッシュ・ウェイツキンのことが気になって調べたら本を出していた

習得への情熱 チェスから武術へ――上達するための、僕の意識的学習法

この本を読んで、色々思うことがあったのでメモ的に書き留めておこうと思いました

令和元年の長期GW(10連休)と、ジョッシュの家族の毎年の海でのバカンス

本の冒頭に、ジョッシュが神童と呼ばれていた頃の競技チェスと向き合う日常について書いてあるのですが

彼ら家族は、毎年夏になると必ず長期間バカンスで海に出ていたらしいです。釣りをしたり泳いだり、チェスのことはすっかり忘れる生活をしていたとか(映画にもそんなシーンがある)

他の競技者はその間もチェスを学び続けるわけで、ジョッシュ本人もそこに葛藤を覚えていたと本には記してあるのですが、海で過ごす時間は蘇生する時間、絆を強める時間、大局的な物の見方を取り戻すための時間であり、成功に欠かせない要素だと少しづつ理解していったとも書いてあります

この記述を読んだ時に、GWの10連休でリフレッシュできたことにも何か意味を感じました。GW直前まで、仕事に関してもやもやと悩んでいたりしたのですが、まさに蘇生した感じで、大局的な視点も取り戻せた感覚があったもので。

職場に、普段は有給をほとんど使わないのだけれど、連休などに重ねて毎回2週間くらい休みをとる人がいるんですが、やっぱりパフォーマンスが高いし、仕事の質が安定している感じを受けます。

目の前の課題に集中する生活を長いこと続けると、やはり近視眼的になってしまうところがあると思うので、定期的なリセット作業は必要なんだろうな〜と。

実態理論と増大理論

実態理論は、成功を固定された才能などのためと捉え、増大理論は、成功を積み重ねられた努力と挑戦のためと捉える

みたいな説明でおそらく大筋は合っていると思う。(詳しくは本を読んでもらうとして・・・)

本を読み進めていくと、この実態理論と増大理論について色々書かれているのだけど、ものすごく要約してしまうと

「あなたが今日出した成果は何ですか?」と聞くか、「あなたが今日挑んだ挑戦は何ですか?」と聞くかの積み重ねで、最終的なその人のアウトプットが増大するかどうかが変わってくる

みたいな話だと思います。

前者の質問を続けていると、現状の自分で成果が出せる課題にしか取り組まなくなってしまう人が多い、というような話でした。

これは仕事でも教育でも言えることだろうな〜と思って、頭に入れておいたほうが良さそうだなと思いました

ただ、だからと言って結果を軽視しすぎてプロセス偏重になりすぎるのは危険である、というのもこの本には書かれています。

ジョッシュ・ウェイツキンと太極拳の出会い

その後この本はジョッシュと太極拳太極拳の名手ウィリアム・C・C・チェンとの出会いに移っていきます。

この内容は、武道やスポーツをやっていた人には興味深いけど、そうでない人にはもしかしたらよく分からないものかもしれないです。

ただ、ずっとチェス盤に屈みこんで向かっていたジョッシュが、太極拳に出会い体をリラックスさせること、身体に意識を集中させることに触れていく様は何というか不思議な魅力を感じました。

この辺りの話はまだ読んでいる途中なので、別の機会に気が向いたら書こうかと思います。

おわり